心と身体の健康をサポートするヨガインストラクター
インタビュー Vol.2
ヨガ・フィットネスインストラクター
北里梢さん

自身の経験から、心と身体に寄り添った活動がしたい
ヨガ・トレーニングのインストラクターになろうと思ったきっかけをお伺いできますか?
梢さん:まず、ヨガに興味を持ったのは、20代の頃前職の時代です。当時、接客業に就いており、ストレスを感じていたのか、自身の生活の乱れやそれによる体型の変化を感じるようになりました。どこかのタイミングで改善したいと考えていた時に、当時流行していたホットヨガを知り、生活の乱れを改善することや、ダイエットを目的として始めました。
ヨガを始めてからは、身体が変化する面白さを感じるようになりました。また、ヨガにトレーニングを加えることで、コンプレックスだった下半身の見た目にも変化が出てくるようになり、続けるうちにだんだんと自分に対して肯定感や自信がついてくるようになりました。
このような経験から、自分と同じようなコンプレックスを抱えてお悩みの方がいるのではないか?と感じるようになりました。自分で実際に経験したことは心から伝えられるとも感じ、この経験を活かして、同様のお悩みやコンプレックスを持つ方々の精神面に寄り添いながら身体のケアができたらと思い、インストラクターとして活動することを決めました。

お客様との密なコミュニケーションで導く成果
生徒さんを通して見えてきた、ヨガやトレーニングがその方自身にに及ぼす影響や変化についてお伺いできますか?
梢さん:コロナ禍をきっかけとして免疫力を高めたい、運動不足を解消したいという方が増えてきましたが、実際にお客様とコミュニケーションをとっていくと、仕事や家庭、育児でのストレスなどを解消したいという一人一人のお悩みが根底にあるのではという事を感じます。
例えば、ある生徒さんで、理想の体型を作ることを目的としてヨガ・トレーニングを始められた方がいらっしゃいます。
一般的には、理想の体型を作るためにはトレーニングやストレッチの指導と、食事管理をされることが多いのですが、その生徒さんは、それに加え日常生活での姿勢改善のフォローを行いました。普段からの姿勢の癖が気になっていたため、見た目、生活する上での快適さを考えた時に必要だと感じたからです。続けていくうちに、元の体重から3ヶ月間で4kg減量され、見た目として変化が見られました。また、体型の変化のみならず、食事指導により“毎回食べるモノへの意識が変わる“、姿勢改善のフォローにより“疲れにくくなる“といった変化が出られたのです。自分の身体に合うもの、必要なものを選び、摂取するようになる、体の疲労感が軽減されるという変化は、日々の生活では細かな変化かもしれませんが、これが続くと体質、生活の質(快適さ)に大きな差が出てきます。
こちらの生徒さんは色々な改善が見られた後の現在も、自分の健康維持のために定期的にレッスンを継続されており、自発的に食事管理も続けられています。
行動を自身に変化させる
こずえさんのお話を聞きながら、この生徒さんがヨガ・トレーニングを通して得られた身体や生活の変化は、感情や感覚までもポジティブにしてくれそうな印象を受けます。
こずえさんが実際に生徒さんにレッスンをされる中で、特に重要視されていることはありますか?
梢さん:一番は、生徒さんとのコミュニケーションを十分に取ることです。
その方が受講されたきっかけや目的と、その根本にあるお悩みや原因が必ずしも一緒ではない場合が多いからです。レッスンや前後でのフォローを通して、根本にある要望を理解できるよう努めています。
また、コミュニケーションを取る中で、相手の全ての行動に対して否定しないことも信念としています。
レッスンに参加されるきっかけは、“コンプレックスを感じている“、“悩みがある“場合が多く、実際にそれがその方の生活や態度として表れていることも少なくありません。しかし、それを違うと否定しまうのは、その方の自己肯定感を下げてしまうことに繋がります。実際、以前の私もそうでした。ですから、お一人お一人に寄り添ったお声の掛け方で、ヨガ・トレーニング、生活においてのモチベーション維持はもちろん、想像力や好奇心がもっと広がるように心がけています。例えば、ストレスで暴飲暴食してしまう方には、代替案としてトレーニングなど別の方法での提案をしてみたり、各々の努力に関しては少しの変化や工夫にも気付き、褒めて鼓舞しています。もし失敗されることがあっても、改善策を提案して不安を取り除くようなお声かけをしています。

ヨガやエクササイズが日常生活の一部となる世の中に
コロナ禍もあり、近年は個々の健康に対する意識が高まっているように感じます。
こずえさんから見て、一人一人が“ウェルネス“を実現するために、ヨガやトレーニングなどのエクササイズをどのような場面で活用してほしいと考えておられますか?
梢さん:身体の状態と、精神状態には相互関係があると感じているので、日々の生活をより快適に過ごしていただくために、歯磨きのような日々の習慣として全ての方々に定着することが理想です。
例えば、パソコンや卓上で作業をされることが多い方は、肩が内側に入りやすく、骨盤が傾きやすい。そのため、作業の合間などに肩を外側に開いたり、骨盤の傾きを調整したりできるようなストレッチなどを是非取り入れていただきたいです。
始めるきっかけは、身体の不調やダイエットなど、目的や理由は何でもいいと考えています。自分がやりたいと思ったときが始めどきです。
ただ、今後もっと意識として高まってほしいと考えているのは、長い目で見た時に生活の質を維持もしくは高めてくれる予防としてのケアです。今の状態をお悩みに合わせて対処的に改善するのみではなく、人生100年時代と言われている中で「100歳になっても自分の足で歩けるくらい健康でいたい」など、なにか目標を持って今のうちから運動習慣を取り入れてほしいと考えています。そのためにはレッスンとして受けるのみではなく、“いつでも““どこでも““気軽に“行える方法や習慣作りが必要と考えていますので、そういった環境作りにも力を入れていきたいです。

北里梢さんプロフィール
ヨガ・フィットネスインストラクター
栄養学やセラピストの視点を加えた、体内外を包括的に整えるエクササイズケアを得意とする
東京都北参道Fit Body Liencim.にて、「一生きれいな身体を手に入れる」をテーマにレッスンを主宰

