欧米での化粧品規制と輸出のポイント


世界に広がる“J-Beauty”ブーム

日本の化粧品や美容アイテムは、EU・アメリカ市場でも一定の評価を受けています。
特に安全性や品質、機能性が重視されるトレンドと親和性が高く、現地バイヤーや消費者から注目されています。

シンプルな服装の女性がメイクブラシとチークのパレットを手に持ち、会議室で笑顔を見せている。背景には聴衆が座っている。


とはいえ、EUやアメリカでは化粧品の安全性や表示に関する規制が非常に厳格であり、輸出に際しては十分な準備が必要です。


EU(欧州連合)への輸出|CPNPとPIFがカギ

EUでは「EU化粧品規則(EC No. 1223/2009)」が適用され、すべての化粧品はCPNP登録とPIF作成が必要です。

✅ CPNP登録とは?

  • Cosmetic Products Notification Portal
  • EU圏内で販売する全ての化粧品は、販売前にオンライン登録が必要
  • 表示ラベルやパッケージ表記はEU加盟国の言語に対応する必要あり

✅ PIF(製品情報ファイル)とは?

  • 化粧品の安全性を証明する文書ファイル
  • 原料の安全データ、製造記録、毒性評価などを含む
  • 製造業者または輸入者が5年間保管義務あり

✅ EU向けで特に注意したいポイント

  • 禁止成分・制限成分のリストが頻繁に更新される
  • 「ナチュラル」「オーガニック」などの表記にもガイドラインあり
  • 動物実験を行った製品は基本的に輸出できない

アメリカ市場への輸出|FDAの対応と実務のコツ

アメリカでは、日本とは異なり**“化粧品”と“医薬部外品”の境界が曖昧**な製品(例:UVケア、育毛系)がFDA(米国食品医薬品局)の監督下に置かれる場合があります。

✅ FDAの登録制度(任意)

  • 製品自体の承認は不要(多くは自由市場流通)
  • ただし、製造工場や販売者の**「VCRP登録」**を推奨
  • 自主回収などが発生した際の責任所在を明確にしておくことが重要

✅ 輸出にあたっての注意点

  • 製品が「医薬品」扱いになる成分に注意
  • パッケージ表示の「効能表示」が過度にならないよう要注意(例:「美白」「抗炎症」など)
  • **INCI名(国際成分表示)**での記載が必須
  • アメリカ特有の**クレーム対策(PL法)**や返品対応も検討を

EUとアメリカ輸出で共通して求められるもの

必須対応詳細内容
英語での製品情報書類成分表、安全データシート(SDS)、表示内容の翻訳
現地輸入者(責任者)の設定EUでは**責任者(Responsible Person)**の設置が義務
輸送ラベルと外装の対応成分濃度、内容量、使用方法などを規格に沿って記載
規制のアップデート対応年数回の法改正があるため、定期的な見直しと再登録の可能性を想定しておく

よくある課題と当社のサポート

よくある悩みウェルネスエキスパートの支援
英語ラベル・INCI表示が分からない専門翻訳+EU・FDA向けレイアウト監修
輸出許可や成分確認の方法が不明輸出用ドキュメントの作成・確認支援
現地パートナーがいないEU・アメリカの商社、展示会、マッチング支援

越境ビジネスの成功は「正しい準備」から

欧米市場で日本製化粧品を成功させるためには、品質だけでなく法対応・文化理解・情報整備が求められます。
ウェルネスエキスパートは、初めて海外に挑戦する企業様や海外事業部担当者を専属で置くことが難しい中小企業様の支援実績があります。

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